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演劇的に生きよう ―SNSに閉じこもってしまうなんてもったいない―

明治大学 文学部 准教授 井上 優

「シェイクスピア・プロジェクト」を通じて

シェイクスピア・プロジェクト 私が4年前から大学で担当している「シェイクスピア・プロジェクト」というものがあります。これは学生たちがシェイクスピアの無料公演を11月に大学で行うという試みです。ちなみに、これは参加者が登録すれば、秋学期の単位として認められる、正課でもあります。今年は文字通り、全キャンパスからさまざまな学部の学生が120人ほど参加しています。先日行われた公演では、3800人近い観客の皆様にお越しいただきました。シェイクスピアという演劇界の巨人に学生が正面から挑み、学生なりの工夫を凝らして魅力的な舞台を作り上げている、そのことが認められてきたからではないかと、私は思っています。
言うまでもなく、シェイクスピア自体が魅力的な存在であるわけですが、それに、多くの学生――俳優は40人ほどだから80人はスタッフに回る勘定になります――が立ち向かい、舞台の上、舞台の外でそれぞれの役回りをしっかり演じています。そこで学生たちは、間違いなく大きな成長を毎年遂げています。SNSに閉じこもってしまっていては得られない感動が、ここには確かにあります。
冒頭で、社会は舞台と似ていると言いました。全ての人に何かの役割があり、同時に他者を見つめる観客でもあるという意味で、やはり社会は巨大な劇場でしょう。
みなさんがこの大劇場でよい俳優となり楽しめる観客となれるよう、是非演劇と親しんで欲しいですね。さらにはぜひシェイクスピア・プロジェクトにも、ご参加ください!
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~bunpro/

※掲載内容は2014年11月時点の情報です。

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※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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