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8K・スーパーハイビジョン時代がやってくる ―究極には意味がある―

鹿喰 善明 鹿喰 善明 明治大学 総合数理学部 教授

「8K」がもたらすインパクト

鹿喰善明教授 「8K」スーパーハイビジョンは、リオデジャネイロ五輪開催の2016年に試験放送を開始、2020年の東京五輪での本放送開始で、一般家庭への普及が計画されている。一部では、「8K」が生み出す超高精細映像やそれに伴う臨場感を、それほど多くの人が求めていないという声も聞こえてくる。現状のハイビジョンで十分という意見だ。しかし、「8K」をひとたび体験するとその意見を一変させる人は多い。「8K」が社会や生活にもたらす恩恵は極めて大きい。通常のテレビ視聴においては、より多くの体験を、より迫力あり、より美しく、より疲れない形で享受することが可能となる。「8K」は家庭用テレビに限定されるものではない。ロンドン五輪では「8K」スーパーハイビジョンによる「パブリックビューイング」が実施されたが、ステージ、スポーツなど様々なイベントでのパブリックビューイングが可能となる。また、最も期待されるものの一つが医療分野への応用だ。解像度の高い映像は、心臓や血管などの微細な手術の現場での適用が期待される。人の目を実現したということは、人の目と同等の情報出入力や処理が実現するということであり、障害を持った人をサポートすることも可能となるだろう。
これらは一例にすぎないが、「8K」は多方面での多様な展開が可能であり、それによって本格的な映像の時代が到来する。ちなみに、「8K」スーパーハイビジョンは世界の中で日本が先頭を走っている分野だ。その実現は、日本のエレクトロニクス産業活性化の起爆剤となる可能性も秘めている。「8K」スーパーハイビジョンの実現は、様々な分野にインパクトをもたらし、人間社会・生活の向上に大きく寄与するだろう。

※掲載内容は2014年7月時点の情報です。

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※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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