明治大学の教授陣が社会のあらゆるテーマと向き合う、大学独自の情報発信サイト

集中豪雨を防ぐためには、法整備が必要!?

明治大学 法学部 教授 柳 憲一郎

CCSを定着させるためには、私たち生活者の意識を高めることも重要

 さらに、今後の検討課題として、石炭火力や重油炊きの発電所はCO2を回収・貯留する施設を必ず設けるという、CCS-Ready法(Capture Ready)の策定があります。また、こうした日本のCCS技術を他国に移転し、そこで成果を上げることで日本のCO2削減実績にカウントする、日本版クリーン開発メカニズム二国間クレジット制度(JCM)を二ヵ国間で行うことも検討課題であると考えます。

 CO2の削減は地球規模の課題であり、CCSは大きな事業となりますが、私たち国民一人ひとりにとって、決して他人事ではありません。地球環境問題は、基本的には一人ひとりの問題です。企業が商品を作るために電力を使えば、そのために排出されるCO2に応分の負担金が課せられ、それは商品価格に反映されることにもなります。つまり、負担するのは私たち消費者なのです。それをせずにCO2の排出が野放しになれば、異常気象に繋がり、被害を被るのも私たち住民です。日頃から、省エネなど、環境に負荷を与えない生活を一人ひとりが心がけたり、CCSなどの情報にも関心をもってもらえればと思います。

>>英語版はこちら(English)

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

社会・ライフの関連記事

男か女かハッキリしたがる/させたがる不思議

2019.7.10

男か女かハッキリしたがる/させたがる不思議

  • 明治大学 文学部 准教授
  • 佐々木 掌子
遺伝子組み換えが怖いのは、目先の利益で行っていること

2019.7.3

遺伝子組み換えが怖いのは、目先の利益で行っていること

  • 明治大学 農学部 専任講師
  • 島田 友裕
人から、メタボやアレルギー性疾患がなくなる!?

2019.6.26

人から、メタボやアレルギー性疾患がなくなる!?

  • 明治大学 農学部 准教授
  • 石丸 喜朗
令和元年にあらためて思う、日本人は元号が好きだ

2019.6.12

令和元年にあらためて思う、日本人は元号が好きだ

  • 明治大学 法学部 教授
  • 加藤 徹
「縁」から見える日本の農村の多様性と持続性

2019.6.5

「縁」から見える日本の農村の多様性と持続性

  • 明治大学 農学部 准教授
  • 服部 俊宏

Meiji.netとは

新聞広告連動企画

新着記事

2019.07.17

フランス人はなぜデモを続けるのか

2019.07.10

男か女かハッキリしたがる/させたがる不思議

2019.07.03

遺伝子組み換えが怖いのは、目先の利益で行っていること

2019.06.26

人から、メタボやアレルギー性疾患がなくなる!?

2019.06.19

社会凝集力は偏見も生む。自分をもっと自由に解放してみよう!!

人気記事ランキング

1

2019.07.10

男か女かハッキリしたがる/させたがる不思議

2

2014.09.01

緊急提言、人口減少社会に歯止めをかける ―方策は少子化対策、社会…

3

2018.05.23

衰える結婚、止まらぬ無子化 ――このままでは日本の未来が失われる

4

2019.07.17

フランス人はなぜデモを続けるのか

5

2019.04.24

子どもに会うための共同親権制度では本末転倒

Meiji.net注目キーワード

【注目!】連載コラム