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経済のサービス化の意味 ―求められるモノからコトへの構造転換―

戸谷 圭子 戸谷 圭子 明治大学専門職大学院 グローバル・ビジネス研究科 教授

共存共栄のサービストライアングルへ

戸谷圭子教授  ――経済活動においてサービス化が進むことで、懸念すべきことはないのでしょうか。

経済・企業のサービス化が進展すれば、製造業という業態が変質していくと思われます。世の中で行われる経済活動をすべてサービスととらえ、モノを伴うサービスとモノを伴わないサービスがあるという視点に立てば、モノの提供はサービスの一形態という見方も可能でしょう。さらに、モノづくりのロボット化が進めば、ほとんどの人がサービス業に従事することになります。その際、米国などで懸念されていることが、クリエイティブ・クラスとサービス(ワーキング)・クラスの二極分化です。サービス(ワークング)・クラスはロボットよりも低い階層に位置づけられ、実際、その兆しが米国の製造業で指摘されています。
モノからコトへ、所有から利用への転換であるサービス化を進め、それに合わせた各分野も構造改革は必要ですが、それによって新たな課題も惹起されます。サービス化がもたらす二極分化の社会が幸せな社会とは到底思えません。多くの人が共存共栄するための適切なサービストライアングル、そのモデルや尺度の創造に取り組んでいきたいと考えています。

 ――本日はありがとうございました。

※掲載内容は2015年6月時点の情報です。

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※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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