
2021.04.07
明治大学の教授陣が社会のあらゆるテーマと向き合う、大学独自の情報発信サイト
いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。
皆さんは「レミニセンス現象」をご存知でしょうか。
起きている間に記憶した様々な情報を、睡眠中に脳が整理し、記憶を呼び起こしやすくなったり、アイデアが浮かぶようになったりすることです。
私は研究などで行き詰まったときには、とにかく寝ることにしています。
寝ている間もずっと考えていたり、悩んでいたりするようなのですが、夢うつつの状態で「あっ!」と思うような言葉や、こうまとめればいいというものに出会うことがあります。
そういうときは、すぐ起きて忘れないうちにメモを取るようにしています。
ビジネスの世界でも同様に、仕事などで色々やってみて上手くいかないときは、それを起きたままやり続けるより、あきらめて寝てしまってみてはいかがでしょうか。
寝ている間に頭の中で知識が交通整理され、目覚めたときには新しいヒントや解決法が浮かぶようになるかもしれません。
この効果を高めるためにも、ただ何となく眠りにつくのではなく、寝る直前まで課題を考え抜くことをおすすめします。
※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。