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常に新しい情報をキャッチし、現場に出ていこう

若狭 徹 若狭 徹 明治大学 文学部 准教授

いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。

教授陣によるリレーコラム/アイデアの泉【14】

私の研究分野である考古学はフィールドの学問であり、常に現地に立って、新たに発見される情報に敏感である必要があります。

例えば、古墳の頂上に立って景観を把握すると、その生産基盤や集落からどのような目的で古墳が築かれたのか展望できるとともに、物流や交通ネットワークの拠点に位置することが明確となります。これが、古墳がランドマークと考えられる所以です。

また、一般的なイメージとして「古代人の暮らしは牧歌的であった」というような思い込みに縛られるのも禁物です。

古代人も経済的に貪欲であり、技術革新を求め、海外の動き(東アジア動静)を見据えて、最新情報を欲していたと捉える必要があります。

こうした考え方はビジネスの世界でも同様です。

意識的にアンテナを伸ばしていないと新しい情報には接せられません。また、得られた情報を統合するには思い込みに縛られないような発想力が必要です。

さらに私が大切にしている理念として、現場主義があります。なぜそこでそのようなことが行われたのか、どのような背景があったのか、現場に行って自分の目で生の情報を得ることが大切だと思います。

現代はインターネットで何でも調べられる世の中ですが、だからこそパソコンの前に座っているだけではなく、実物に接することが必要です。

アナログ的なアプローチが改めて価値を持ち、他者より価値の高い情報を得ることで、独創的なアイデアが生まれるのではないでしょうか。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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