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専門分野以外の領域にもアンテナを張ろう

本田 みちよ 本田 みちよ 明治大学 理工学部 准教授

いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。

教授陣によるリレーコラム/アイデアの泉【9】

私が自分の専門分野である生物化学の先生たちと話をするとき、当然そこには知識を深めたいとか、新しい発見を知りたい、という思いがあります。

一方、それ以外の先生たち、たとえば整形外科医や歯科医と話をしてみると、同じ医師でもそれぞれ違う発想を持っていることがわかり、患者さんのことを間近でみているので「何が大事か」「何を求められているか」をオンタイムで知ることができ、とても刺激になります。

このように、異なる分野の人たちと交流することが新たな発見に繋がり、自分の研究に関するアイデアが生まれることもあるのです。

また、医師や企業と行っている共同研究では、定期的にミーティングをしたり、研究の進捗を報告し合ったりしているのですが、実は発想のもととなるような情報は報告会の後の懇親会や何気ない雑談からもたらされることもあります。

報告会ではデータに基づき議論が展開されるのですが、会を離れたときに「ここのところはどうなんですか?」と聞くと意外に「実はね…」と情報を教えてもらえたりするのです。

「こういうことが困っている」「こういう現象が起こったりもする」「こういうニーズがある」など、通常ではオープンにならないような話を聞くと「そういうこともありえるんだ」と研究の参考になります。

ビジネスも同様に、営業職だったら営業のことだけに取り組むのではなく、開発や生産など他部署の人たちとコミュニケーションを取ったり、商品を使っているユーザーの声を実際に聞いてみたりすることが大切なのではないでしょうか。

思いがけず、こぼれ話みたいなところから仕事のヒントを得られるかもしれません。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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