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外に答えを求める前に、自分の内を見つめなおそう

明治大学 法学部 教授 加藤 徹

いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。

教授陣によるリレーコラム/アイデアの泉【1】

私がよく学生たちに話して聞かせるものに「下学上達」という言葉があります。下学上達とは、学問のやりかたの一つであり、卑近なことから出発して、真理のきわみにのぼってゆこう、という意味です。

常に感度を研ぎ澄まして、最先端のものを追い求める人もいますが、外から学ぶよりも自分自身のなかのものを見つめなおす方が早いのではないでしょうか。

例えば学生なら、図書館で勉強したり、留学生と交流したり、学生同士で旅行したり、部活やサークルに参加したり。誰かと一緒にご飯を食べるだけでも発見があります。

個人的には、執筆や研究をはじめ、新しいことに取り組むときには、すでに自分のなかにある暗黙知的な何かを原点とするのがよいと思います。

大学や会社は個性が違う人間、性別・年齢や出身地・出身国の異なる人間が集まる場所です。お互いに刺激し合い、それぞれ自分の身近な興味関心から出発して、真理の高みを目指していきましょう。

日本はいま、多様化の時代を迎えました。自分にとっての常識が必ずしも相手にとっての常識ではありません。自分自身を相対化し、幅広い視点を持つことによって、新たな発想が生まれるはずです。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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