明治大学の教授陣が社会のあらゆるテーマと向き合う、大学独自の情報発信サイト

和食のススメ ―加工食品が持つ有害性の恐怖―

長田 恭一 長田 恭一 明治大学 農学部 教授

食にはお金をかけるべきである

長田恭一教授 食は健康に直結し、生きていく上で基本となることである。一番大切なものといっていい。その食が、危険にされつつある。加工食品によって、安く早くカロリーを摂取すればいいとなれば、それはもはや食ではなくエサである。外食や加工食品に依存した食生活を続けることは健康をむしばみ、結果として短命に終わることになりかねない。
特に未来がある若い世代に、今の食生活を見直すことを提案したい。それは一言でいえば「和食のススメ」である。和食は植物性食品が多く、これらは体内でバリアの役割を果たし、コレステロール酸化物の吸収を抑制する働きを持つ。手間暇かけて調理した和食を常に摂るのが最善だが、それはほとんど不可能と思われる。そこで、たとえばカップ麺を食べるときは、植物性食品を一品加えるなどの工夫をしてほしいと思う。「まともな食」には、多少お金がかかるかもしれないが、一番大切なものにはお金をかけるべきである。「元気で長寿」を実現するためにも、自分が食べている食べ物の中身を理解・把握し、和食を意識的に取り入れた食生活を食の基本としていくことを提言したい。

※掲載内容は2014年6月時点の情報です。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

社会・ライフの関連記事

パンデミックを人類史と政治から見ると、見えてくるのは…

2021.7.14

パンデミックを人類史と政治から見ると、見えてくるのは…

  • 明治大学 政治経済学部教授
  • 重田 園江
「権利」、「法」、「自由」について、私たちは誤解していないか

2021.6.21

「権利」、「法」、「自由」について、私たちは誤解していないか

  • 明治大学 法学部 特任教授(2021年3月退任)
  • 森際 康友
違憲判決を社会に活かすために必要なのは

2021.6.16

違憲判決を社会に活かすために必要なのは

  • 明治大学 法学部 准教授
  • 辻 雄一郎
人と機械の関わり方から、人と人のコミュニケーションを考える

2021.6.9

人と機械の関わり方から、人と人のコミュニケーションを考える

  • 明治大学 総合数理学部 教授
  • 小林 稔
再生可能エネルギーを当たり前にするために必要なこと

2021.6.2

再生可能エネルギーを当たり前にするために必要なこと

  • 明治大学 総合数理学部 准教授
  • 浦野 昌一

新着記事

2021.08.05

気候変動を起こす人の営みを変えるために必要な知恵とは

2021.08.03

一人ひとりの適性を見極めた指導を心がけよう

2021.07.30

人が言葉を話せるのは当たり前、ということからわかること

2021.07.27

新たな視点で社会や物事を捉えよう

2021.07.21

日本の「多文化共生」という概念を見直す時が来ている

人気記事ランキング

1

2020.04.01

歴史を紐解くと見えてくる、台湾の親日の複雑な思い

2

2021.07.30

人が言葉を話せるのは当たり前、ということからわかること

3

2017.07.05

生まれる子の福祉を第一に考えて、生殖補助医療法の早期制定を!

4

2017.10.18

ゲーテッド・コミュニティの実態に迫り、その“可能性”を探る

5

2018.01.26

#3 日本国憲法は「押しつけられた憲法」か?

リレーコラム