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人口減少・少子高齢化社会がはらむ問題解決のために 「ソーシャル・マーケティングで意識を変革せよ」

木谷 光宏 木谷 光宏 明治大学 名誉教授(元政治経済学部教授)

カミソリではなく重厚なマサカリであれ

木谷光宏教授 世界で最も早く深刻な「人口減少・少子高齢化社会」を迎える日本において、女性や高齢者の労働力の活用は不可欠だ。性差や年齢で区分けされない「自分の夢」を「社会発展のために貢献し活用できる社会の実現」を個々人が考え、身近なところから実践していくことが、「人々の考え方や習慣を変革する」ことへつながっていくと思う。グローバリゼーションの進展の中で、「夢の苗」としての若い人たちへの提言として、「ライフワーク(人生の課題)」を持ち、「語り合う仲間」を持ってもらいたい。人生とは平坦な道ばかりでなく坂道もあれば石ころだらけの道もある。そうした逆境の中を力強く生き抜くタフネス・マインドも必要だろう。私が、たとえでよく使う言葉に「カミソリではなく重厚なマサカリであれ」というのがある。カミソリはシャープで切れ味も鋭い、だが刃こぼれすればすぐ使えなくなる。しかし、マサカリは刃こぼれしても、研ぐことで何回でも使える。つまり何度倒れても立ち上がって「前へ!」の精神で「あせらず、あわてず、あきらめず」前を向いて粘り強く歩いていくのが“マサカリ的生き方”。そういう人生を歩んで行って欲しいと願っている。

※掲載内容は2014年4月時点の情報です。

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※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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