明治大学の教授陣が社会のあらゆるテーマと向き合う、大学独自の情報発信サイト

生まれる子の福祉を第一に考えて、生殖補助医療法の早期制定を!

石井 美智子 石井 美智子 明治大学 法学部 教授

出自を知る権利

石井美智子 法律上の親が確定すれば、問題が解決するわけではありません。子どもは、血縁上の親を知りたいと思うでしょう。子のアイデンティティー確立のためには、出自を知る権利が保障される必要があります。日本では、精子提供者は、匿名とされてきました。そのため、提供精子人工授精で生まれた人が、血縁上の父である精子提供者を知りたいと病院に情報の開示を求めましたが、知らせてもらえませんでした。イギリス等では、精子や卵子等の提供者についての情報をきちんと保管し、子どもが一定年齢に達したときに開示を求めることができるように、法整備されています。子の福祉のためには、出自を知る権利の保障も必要です。

社会・ライフの関連記事

パンデミックを人類史と政治から見ると、見えてくるのは…

2021.7.14

パンデミックを人類史と政治から見ると、見えてくるのは…

  • 明治大学 政治経済学部教授
  • 重田 園江
「権利」、「法」、「自由」について、私たちは誤解していないか

2021.6.21

「権利」、「法」、「自由」について、私たちは誤解していないか

  • 明治大学 法学部 特任教授(2021年3月退任)
  • 森際 康友
違憲判決を社会に活かすために必要なのは

2021.6.16

違憲判決を社会に活かすために必要なのは

  • 明治大学 法学部 准教授
  • 辻 雄一郎
人と機械の関わり方から、人と人のコミュニケーションを考える

2021.6.9

人と機械の関わり方から、人と人のコミュニケーションを考える

  • 明治大学 総合数理学部 教授
  • 小林 稔
再生可能エネルギーを当たり前にするために必要なこと

2021.6.2

再生可能エネルギーを当たり前にするために必要なこと

  • 明治大学 総合数理学部 准教授
  • 浦野 昌一

新着記事

2021.07.30

人が言葉を話せるのは当たり前、ということからわかること

2021.07.27

新たな視点で社会や物事を捉えよう

2021.07.21

日本の「多文化共生」という概念を見直す時が来ている

2021.07.15

これまでの人生を振り返り、初心を思い出そう

2021.07.14

パンデミックを人類史と政治から見ると、見えてくるのは…

人気記事ランキング

1

2020.04.01

歴史を紐解くと見えてくる、台湾の親日の複雑な思い

2

2021.07.30

人が言葉を話せるのは当たり前、ということからわかること

3

2021.07.21

日本の「多文化共生」という概念を見直す時が来ている

4

2017.07.05

生まれる子の福祉を第一に考えて、生殖補助医療法の早期制定を!

5

2015.02.01

公共政策から社会問題を考える ―物事を相対化し、多角的に考えるこ…

リレーコラム