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人の心を理解できないロボットは、人に対して脅威となる!?

武野 純一 武野 純一 明治大学 名誉教授(元理工学部教授)

人の心をもったロボットは、人のパートナーになる

 人の心をもつロボットを作るとは、ロボットを人に脅威を与える存在にしたり、また、単なる高性能な機械にするのではなく、最終的には、人とロボットが共存し、人のパートナーとなる存在にすることです。そんな必要があるのかという意見もありますが、現に、言葉の受け答えをする程度のコミュニケーションロボットでも、高齢者に喜ばれています。ただし、それは高性能な玩具に触れる楽しさでしょう。少子高齢化の進む日本では、高齢者の孤立化もますます進みます。若い人は忙しくて時間がない。同じ話を繰り返したり、過去の思い出話が多い高齢者に付き合ってはいられない。そんなとき、いつも高齢者のそばにいて、生活の様々なシーンでサポートしてくれたり、危険から守ってくれるだけでなく、高齢者の尊厳や人格に思い至る思考をもち、心の対応を含めたうえで会話をしてくれる、人の心をもったロボットがいることは、人と人のふれあいと同じものを感じるはずであり、人と人のふれあいとは、人にとって、心を潤す大きな喜びのひとつとなるはずなのです。

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※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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