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気候変動に関する日本の優れた農業技術が世界を救う!?

塩津 文隆 塩津 文隆 明治大学 農学部 専任講師

世界中で関心が高まる農業支援

 もちろん、こうした考えは日本だけではありません。1971年に、世界銀行・国連食糧農業機関等が主導してCGIAR(国際農業研究協議グループ)が設立されました。開発途上国の農林水産業の生産性の向上や技術発展を目的として、様々な活動を行っています。稲についていえば、フィリピンにあるIRRI(国際稲研究所)が中心的な役割を果たしていると思います。最近では、ビル・ゲイツやフォードなどもこの活動に賛同し、資金を提供しています。また、国連は2012年に、気候変動に対する対策も掲げたSDGs(Sustainable Development Goal:持続可能な開発目標)を策定し、17項目のグローバル目標を立てています。最近では、日本の大手空調メーカーや、大手食品関連企業なども、この目標を達成する活動に取組んでいます。また、本学も、SDGsをテーマとした世界初の学生フォトコンテストを実施するなど、SDGsの活動に積極的に取組んでいます。

 海外の農業に直接関わることは難しいかもしれない日本の多くの人たちも、農業を取り巻くこうした状況や、地球温暖化に関わる世界の動きにぜひ関心をもち、一人ひとりにできる省エネなどの行動に繋げていってもらえればと思っています。

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※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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