2024.03.14
- 2022年6月28日
- リレーコラム
コミュニケーションを第一に、家族を大切にしよう
ヨーク・ジェームズ 明治大学 政治経済学部 専任講師歴史に名を残す偉人から、カリスマ性のある著名人、その道を究めた学者まで。明治大学・教授陣に影響を与えた人物を通して、人生やビジネスに新たな視点をお届けします。
教授陣によるリレーコラム/人生で影響を受けた人物【79】
僕の人生に最も大きな影響を与えているのは、やっぱり家族ですね。すごくシンプルだけど、妻や子ども達がいるからこそ、自分は頑張らないといけないなって思えます。
僕は英国のレスターから日本に来たのですが最初の3年間は必死で日本語を勉強しました。今では生活する上で何も不自由しないくらい日本語を話せますが、これは妻のおかげです。
実は英国人って英国にいるのに英語を話さない人に少し偏見があって。だから僕も日本でそういう風に思われたくなくて、外では妻ともずっと日本語で話していました。僕は日本語が話せるんだよって。
でも、子どもが生まれてからはその考えもガラッと変わりました。やっぱり彼には「英語で話すのは普通だよ」って知って欲しいから。彼の友達は急に僕らが英語で話し出してびっくりしていたけれどね。
それから、今僕が日本にいられるのは両親のおかげです。特に母の影響は大きいですね。いつも「自分のやりたい事をやりなさい」とサポートしてくれました。
日本へも「絶対行った方が良いよ」って。自分ができなかったことを代わりやって欲しいという思いもあったのかも知れないけれど、僕のことを理解し、信頼してくれていたのだと思います。
やっぱり家族にとって1番重要なのはコミュニケーションでしょう。一概には言えないけれど、友人など夫婦関係がうまくいってないって聞く時は、大抵原因は会話不足だと感じますから。
僕と妻はどんな些細なことでもすぐに伝え合うようにしています。そうしないと、根に持ってしまうでしょう。もちろん、子ども達や両親とも同じです。
話しをする、話しを聞いてあげるって、とっても大事なこと。特に子どもにはフランクに話せる場所は必要なのだと思います。皆さんもぜひ、家族とのコミュニケーションは大切にしてくださいね。
※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。