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「信念×柔軟性」で、新しい未来を創造しよう

浦野 昌一 浦野 昌一 明治大学 総合数理学部 准教授

歴史に名を残す偉人から、カリスマ性のある著名人、その道を究めた学者まで。明治大学・教授陣に影響を与えた人物を通して、人生やビジネスに新たな視点をお届けします。

教授陣によるリレーコラム/人生で影響を受けた人物【18】

人生で影響を受けたのは、発明家の二コラ・テスラです。19世紀末から20世紀初めにアメリカで活躍し、ラジオ、蛍光灯、リモコンなど、現代社会に欠かせない様々な発明を残しました。

また、電力システムの発展に大きな役割を果たしたことでも知られています。私自身、電力やエネルギーネットワークを専門にしていることから、テスラに魅かれました。

一般の方にとっては“電力”というと思い浮かぶのは、トーマス・エジソンではないでしょうか。実は一時期、テスラはそのエジソンの経営する電力会社で働いていました。

しかし「直流」送電を推し進めるエジソンに対し、テスラは「交流」送電を進言。喧嘩別れした二人によって「直流」対「交流」のいわゆる電流戦争が起こりました。

最終的には、変圧が簡単で、効率よく送電ができる「交流」が勝ち、現在でも家庭に届けられる電気のほぼすべてで「交流」が利用されています。

私がテスラをすごいと思うのは、その当時「交流」の仕組みに着目して推したところ。そして、自分の勤める会社の経営者だったエジソンに対しても、信念を曲げなかったところです。

未来を見据え、アイデア実現を諦めなかった彼のおかげで、いまの私たちの生活があるのかもしれません。

ビジネスの世界においても、テスラとエジソンの行動が教訓になると思います。

技術者など担当者は、“信念”を持って自分の主張を行い、上司や経営者は、固定観念を持たず“柔軟”に様々な意見を検討する。

立場や考えが異なっていても、お互いを尊重し、同じ目標に向かって取り組むことで、新しい未来が拓けるはずです。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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