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徹底的に観察し、なぜなのかという問いを繰り返そう

中村 聡史 中村 聡史 明治大学 総合数理学部 教授

めまぐるしく変化する世界情勢において、企業や組織が生き残っていくために、どんな人材が求められているのか。
さまざまな分野に精通した明治大学の教授陣が考える、これからの日本を担うリーダーに必要な力とは。

教授陣によるリレーコラム/私が考える「次世代リーダーに必要な力」【38】

リーダーには多様な役割があり、それに応じた力が必要となるため、一概にはこの力があればというのは言いにくいものですが、私が考えるリーダーに必要な力は、様々なことを徹底的に観察し、考え、そこから得られた知見を蓄積し、活かすというものになります。

そのために、まず日々の生活の中で常時アンテナをはり、様々なことに対して「なんでだろう」と疑問を持ち、自身に問いかけるようにしてみましょう。観察し、問題について見極め、どうすると解決できるかということを考えることで見えてくるものがあります。例えば、書類を書き間違えたとき、テレビのリモコンの使い方がわからなかったとき、立食の懇親会のときに行列ができているとき、駅の出口がわからず迷子になったときに、ただイライラするだけや、わかりにくい・使いにくいと思いつつも放置してしまうと、そこで得られるものはありません。「どうしてこうなったのか」「どこに問題があるのか」そして「どうやったら改善できるか」と考え、その自分なりの答えを蓄積してください。

何らかの問題に遭遇したときに、そうした蓄積が急に働き出し、問題を解決する力となります。また、そうした蓄積が急に結びつくことで、新しいアイディアが生まれますし、そのアイディアが他の蓄積と有機的に結びつくことによって、より良いものへとすることができます。

是非リーダーとしてこうした力を身につけ、組織運営において活かしていただければと思います。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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