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外からの視点を取り入れ、新しい一歩を踏み出そう

光武 亜代理 光武 亜代理 明治大学 理工学部 准教授

歴史に名を残す偉人から、カリスマ性のある著名人、その道を究めた学者まで。明治大学・教授陣に影響を与えた人物を通して、人生やビジネスに新たな視点をお届けします。

教授陣によるリレーコラム/人生で影響を受けた人物【1】

私には実のところ、人生で影響を受けた人物はあまりいません。しかし、人生において役立った「出会い」はあります。

そのひとつは、高校時代に読んだ『生物物理の最前線』や『超ミクロへの挑戦』といった本です。

当時の私は、スポーツに明け暮れていて、ほとんど本を読む機会のない学生でした。

そんなとき、高校や塾の先生から「できるだけ本を読みなさい」というアドバイスを受けてこれらの本を読んだところ、とても面白かった印象があります。

生物という教科は覚えるものだと思っていたのですが、細かい部分を見ていくと、自分の好きな物理とも関係していることがわかりました。

これが、現在の専門である「生物物理」の分野に進むきっかけとなったのです。

いま振り返ると、自分の関心や興味を刺激したのは、高校時代に読んだ本だった気がします。

もうひとつは、社会に出てから出会った、「男女共同参画」についての講演です。

学会のお昼の時間には、ランチョンセミナーという、お弁当付きの講演が開かれることがあります。

あるときのセミナーで、子育て経験者の方から「保育園に入る難しさ」や「小1の壁/小3の壁」などの話を聞くことができました。

研究をしていると、どうしてもその分野の中に閉じこもり、外の情報にアクセスしづらい状況に陥りがちです。

セミナーによって、子育てでこれから直面する問題への心構えができ、自分の人生において役に立ったと感じています。

他にも、企業の方からの話があったりするなど、外からの視点に気付かされる場となりました。

社会人の方も、自分の仕事に集中していると、気付かぬ内に視野が狭くなってくることもあるのではないでしょうか。

壁にぶち当たったとき、ひとりで考え込むのではなく、様々な分野の本を読んだり、幅広く人の話を聞いてみたりするのも、ひとつの方法だと思います。

見聞きした内容を吸収し、自分なりに消化することで、新しい一歩を踏み出す“きっかけ”になるかもしれません。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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