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テレワークのときこそ“対話”する機会を作ろう

明治大学 農学部 准教授 加藤 雅彦

いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。

教授陣によるリレーコラム/アイデアの泉【59】

私は土壌学を専門にしています。研究のアイデアの源は、現場で“もの”(土壌)をみることが重要ですが、同様に重要なのが研究者(大学・公的機関・企業)や学生との対話(ディスカッションと雑談の中間くらいのイメージ)です。

研究者との対話では、自分が知らない問題点や課題などを教わることができます。その課題と自身のバックグラウンドを合わせて考えることで、新たな研究テーマが生まれることもあります。

また、学生との対話を通して、思いがけない気付きも得られます。

学生は知識や経験の蓄えが少ないため、ときに突拍子もない意見を言ったりします。

しかし、研究テーマAについて話していたときにはなんとも思わなかった意見が、研究テーマBを考えているときに「さっきの学生の意見を活かせそうだな」と、繋がることが割とあるのです。

私の場合、ひとりで悶々と考えていてアイデアが浮かぶというよりも、人とのコミュニケーションの中から発想に結び付くことが圧倒的に多いと思います。

ビジネスの世界でも同様に、色々な立場の人たちと話をすることで、課題解決のヒントが見つかることもあるのではないでしょうか。

いま、新型コロナウイルス感染症対策としてテレワークを行うようになった企業が増えています。現状では過去のコミュニケーションの貯金を活かすことで、うまく回せている部分があると思います。

これが定着していき、新入社員にもほとんど会ったことがないような感じが続くと、徐々に社内の“対話”も少なくなるのではないでしょうか。

何かを生み出すような部署では、アイデアの種を育むためにも、あえて“対話”をする機会を作っていく必要があるかもしれませんね。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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