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自分をしっかり持って、多様性の中に身を置こう

明治大学 専門職大学院 ガバナンス研究科 特任教授 小林 良樹

いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。

教授陣によるリレーコラム/アイデアの泉【48】

私の昔の上司に“多様性はイノベーションの源”だと言っている人がおり、その職場では上司が意識的にダイバーシティの確保をするようにしていました。

自分の周囲に「この人は何でこんなことを言っているのだろう」と思うような人がいるため、ときに面倒くさいと感じることもありました。

しかし、そういう環境にいるからこそ、あるときハッと「こんな見方があるんだ!」と気づくことがあるのです。

このように、多様性の中に身を置き、多様な物の見方に触れるのは大切なことです。

実際、自分が色々なことに煮詰まったとき、バックグラウンドが全く違う人と話しているうちにブレイクスルーとなるアイデアが湧いたことが多かったと思います。

人間は同じようなことを考えている人たちに囲まれているのが一番心地良いため、ついダイバーシティを回避しがちですが、自分にとって面倒なことをあえて意識して行わないとアイデアは枯渇してしまうのではないでしょうか。

ただ一方で、多様性に反応して良いものを生み出すためには、自分の根幹を確立しておかなくてはなりません。

異業種交流会に参加してたくさん名刺を配ったり、Facebookで繋がる人数を競ったり、表面的なことをしてもダメなのです。

「この人は全然違う業界の人だけれども話をしていると面白いし、刺激的だ」と思われないと、深い付き合いや会話に発展しません。

ダイバーシティの中で活躍できるよう、音楽でも美術でも何でも良いので“本物”に触れ続け、感性を磨いて自分を成長させていきましょう。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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