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日頃から感性を磨くものに触れる習慣をつけよう

岡部 卓 岡部 卓 明治大学 専門職大学院 ガバナンス研究科 教授

いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。

教授陣によるリレーコラム/アイデアの泉【18】

私は社会福祉制度論を専門にしているせいか、街を歩いているときに幸せそうなカップルにはあまり目がいきません。

一人で悲しそうな表情をしてポツンと立っている高齢者や疲れた足どりのサラリーマン、ホームレスなどの人たちが気にかかり、そういう人たちにエールを送りたくなるのです。

逆に言うと、人の痛みや苦しみ、また喜びや美しいものを感じ取れなくなると自分はダメなのだと思います。私にとってはこの感受性が研究の原動力となっています。

現代人は他者に対する想像力や共感力が低下していると言われていますが、美術館や博物館で素敵なものを見たり、映画を見たり、人の話を聞いたり、素朴に感動できるものに触れる機会を持つことでも変わってくるのです。

自分の感受性を磨いていくことは、社会や人間など色々なものに対しても「これはおかしい」「これは良い」と気づくことにつながります。

また、本は読まないと読めなくなり、文章も書かないと書けなくなります。継続することはとても大切です。

たくさんのことや立派なことをやる必要はありませんが、自分の好きなこと、心地良いものをつくっておき、続けてやってみてください。

それによって、感受性を錆びつかせず、常に更新することができるようになるのではないでしょうか。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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