明治大学の教授陣が社会のあらゆるテーマと向き合う、大学独自の情報発信サイト

正しい情報を深掘りし、考え方を広げていこう

辻 昌美 辻 昌美 明治大学 専門職大学院 ガバナンス研究科 特任教授

いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。

教授陣によるリレーコラム/アイデアの泉【71】

私は、環境ガバナンスを専門にしているのですが、研究のヒントは国際機関や政府が出版する各種白書・報告書や、国連総会、国連環境総会などで採択される文書から得ています。

これらは専門家が確認したエビデンスに基づく情報であり、環境問題に関する国際的な認識を掴むことができるからです。

確かな情報を得たら、さらにそれを深掘りするようにしています。

例えば、環境省発表の「環境白書」では、官公庁だけでなく、民間企業や団体、学校など、幅広い組織の環境への取り組みが紹介されています。

紹介されている事例はそれ自身、大切な情報源であるとともに、関係者に直接コンタクトを取って、詳しく話を聞き、研究を深めていくこともできます。

研究者でなくても、サステナビリティ経営が注目されている今、国内外の取り組みを広く知ることは、ビジネスのヒントとなるかもしれません。

多くの公的文書はインターネット上でダウンロードできますし、英文のものでも翻訳ソフトを使えば大まかな内容は掴めるので、活用してはいかがでしょう。

「こういったところに何か情報があるのではないか」と糸口さえ掴めれば、芋づる式に知識は入ってきます。

確かな情報を深掘りしていくと考え方が広がり、新しいアイデアも生まれやすくなるかもしれませんよ。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

リレーコラムの関連記事

自分で考え、自分で動き、仕事の面白さを知ろう

2022.12.1

自分で考え、自分で動き、仕事の面白さを知ろう

  • 明治大学 商学部 専任講師
  • 井上 達樹
行き詰ったら、「知の総合化」で解決しよう

2022.11.29

行き詰ったら、「知の総合化」で解決しよう

  • 明治大学 法学部 准教授
  • 西川 和孝
好奇心を尊重し、長い目で見て、人を育てよう

2022.11.22

好奇心を尊重し、長い目で見て、人を育てよう

  • 明治大学 理工学部 教授
  • 吉村 英恭
環境共生などの社会的責任を自覚して働こう

2022.11.17

環境共生などの社会的責任を自覚して働こう

  • 明治大学 文学部 教授
  • 寺田 良一
仕事の基本を学んだら、失敗も糧に挑戦を続けよう

2022.11.10

仕事の基本を学んだら、失敗も糧に挑戦を続けよう

  • 明治大学 農学部 専任講師
  • 金子 賢太朗

新着記事

2022.12.07

何のために科学を学ぶのか

2022.12.01

自分で考え、自分で動き、仕事の面白さを知ろう

2022.11.30

パンデミックによって質屋の機能が見直された!?

2022.11.29

行き詰ったら、「知の総合化」で解決しよう

2022.11.25

中華世界の拡大は、実は、理に適っていた!?

人気記事ランキング

1

2020.04.01

歴史を紐解くと見えてくる、台湾の親日の複雑な思い

2

2020.11.04

私たちの身近にある熱エネルギーには多様な可能性がある

3

2019.11.08

#1 日本のアニメはいつから世界で人気になったの?

4

2022.11.30

パンデミックによって質屋の機能が見直された!?

5

2017.10.18

ゲーテッド・コミュニティの実態に迫り、その“可能性”を探る

連載記事