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実体験を重ねて、インスピレーションを刺激しよう

笹岡 雄一 笹岡 雄一 明治大学 専門職大学院 ガバナンス研究科 教授

いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。

教授陣によるリレーコラム/アイデアの泉【66】

私は国際関係について研究しており、なかでもアフリカの不安定な政治状況や国境の持つ多元的な意味合いについて関心を抱いています。

こうした研究にインスピレーションを与えているのが、アフリカでの3年間に及ぶ駐在生活や、出張で何度も現地を訪れた経験の積み重ねです。

アフリカではある程度の土地勘がつかめたので、自分が行っていない場所でも、訪れた人の話を聞いたり、書いたものを読んだりするだけで、十分に想像できるようになりました。

文献や資料を読むことは大切なことですが、現地へ行ってみて、住んでみないとわからないこともあると思います。

そこにいる人たちと同じものを共有したり、ローカルの新聞を毎日読んだり、街の空気や夕方の日差しを感じることで、その国特有の感覚や考え方がイメージできるようになり、その後はどこにいてもある程度情報を奥行きのある感じで捉えられるのです。

ビジネスパーソンの方も、ただ情報をインプットするのではなく、実際に様々な体験を積み、感覚器を育てることで、新しい発想などが生まれやすくなるのではないでしょうか。

最近では、ボランティア活動を推進するような企業が増えてきているという話もあります。

自分の目で、肌で感じてみないとわからない情報がたくさんあると思うので、機会があればそういう経験をしてみることもおすすめします。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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