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子供のような視点でなぜ?と考える習慣をつけよう

明治大学 理工学部 専任講師 宮本 龍介

いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。

教授陣によるリレーコラム/アイデアの泉【42】

私の考える“アイデアの泉”は、常日頃から興味のある事柄に対して、事前知識の影響を排除し、子供のように「なぜ?」「どうして?」という視点から分析を行うクセをつけることです。

例えば、何かの話題に関して事前知識のない人から質問を受けるとき、その人の質問には常識や先入観がないため、物事の本質を突いていることが多々あります。

専門家としてやっていくと、そういう当たり前のようなことを考えなくなってしまうので、本質的なものを見逃さないようにする必要があるのです。

また、子供のような視点で疑問を抱く一方、その疑問に対して専門家として一般の人にも理解できるような筋道を立てて考えるようにしています。

そうすることで自然に論理の穴や、現在のシステムの問題点が見えるようになるのです。

ただし、研究として取り組む場合には“車輪の再発明”にならないように、調査を怠ってはならないのは当然のことですが。

読者であるビジネスパーソンの方も、常識だと思っていた業界のルールや会社のルールを「なぜ?」という目で見直してみるのはいかがでしょうか。

業界の常識に反旗をひるがえすのは、組織の中に居づらくなるので難しいことだとは思います。日本の社会はある種のムラ社会というか、出る杭は叩かれるどころか引っこ抜かれる感じですからね。

だからこそ、ビジネスパーソンの方には今の出る杭を除去するような社会システムを変えてもらいたいのです。

上の立場の人は、部下からの提案に対して「最近の若者は…」と否定するのではなく、今まで考えたことがなかったのであれば、自分でもその提案のメリットとデメリットについて検討してみてください。

そこからまた新しい発見や解決法が生まれるかもしれませんよ。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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