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複数の言語で情報を収集し、考えを醸成させよう

林 ひふみ 林 ひふみ 明治大学 理工学部 教授

いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。

教授陣によるリレーコラム/アイデアの泉【39】

皆さんの中にはウィキペディアを利用する人もいるかと思いますが、自分が検索した事柄を日本語以外の言語で読んだことはありますか。

ウィキペディアのページの中に、「他言語版」というカテゴリーがあり、英語版や中国語版、アラビア語版など、クリックひとつで色々な言語のバージョンを読むことができます。

不思議なのは、同じものが取り上げられているはずなのに、読んでみると日本語と英語では違う内容が書かかれていたりすることです。

これは、ただ単純に翻訳されているのではなく、書いた人の視点によって情報の取捨選択が行われているからではないでしょうか。

英語ならどう表現されるのか、中国語だったらどんな漢字になるのかなど、調べてみることでイメージがわいたり、ヒントになることが出てくると思います。

学校で英語は勉強していますし、グーグル翻訳なども使えるわけですから、ウィキペディアに限らず、気になった事柄について複数の言語で情報を得ることをおすすめします。

また、もうひとつ大切なのが、情報を収集した上で「考える」時間を分けて取ることです。

人に「どう思います?」と聞かれたときに、大抵はすぐに答えようとしますが、内容によっては一日二日、頭の中に置いておくと「こういう風にすればいいんだ!」というようなことが後から浮かんでくることもあります。

ワインを寝かせるように、考えを醸成することもあるのだということを知っておいて欲しいと思います。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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