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ときにはミュージアムに出かけて脳を活性化しよう

明治大学 文学部 准教授 井上 由佳

いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。

教授陣によるリレーコラム/アイデアの泉【24】

私は博物館学を専門にしていますが、最近は「お話ししながら展示物を見ませんか」というアプローチを取っているミュージアムが何カ所か出てきています。

人とのやり取りを通して「こんな見方もできるんだ」とか「自分は理系が弱くて苦手だと思ったけどそうでもないな」など、“人と触れ合うことで人を学ぶ”ということができるようになっているのです。

これまでのミュージアムは、静かで、動きのないイメージが強いと思いますが、いまはそうではなくなりつつあります。単に映像資料をピッと押したら見られるというようなレベルではなく、人が返してくれたり、ギャラリートークが行われていたり。

こうしたイベントなどをチェックして利用するようになると、一気にそこはコミュニケーションの場へ変わり、情報のやりとりが生まれて、楽しくなるはずです。

ビジネスパーソンに向けて、昼休みの時間帯にギャラリートークを行っているミュージアムもあるので、のぞいてみてはいかがでしょうか。

特に美術館は見る側の感性に訴えようとしているものなので、パソコンの画面の前で格闘しているときとは違う部分の脳を刺激してくれるはずです。

何より、美術には答えがないので、自由に感じていいという気楽さ、入りやすさがあると思います。

「現代アートを見てもよくわからない」と言う人もいますが、わからなくていいのです。「キレイだな」とか「これは気持ちが悪い」でも全然構いません。

自分の中で何かしらの脳内物質が出ているだけでも立派な反応なので、ぜひそれを求めに色々なミュージアムに行って欲しいと思います。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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