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徹底的な情報分析と柔軟な発想の時間を持とう

明治大学 経営学部 教授 佐々木 聡

いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。

教授陣によるリレーコラム/アイデアの泉【19】

私の専門とする経営史では、企業史料や経営者に関する文献・史料および経済新聞・業界新聞、業界誌などを徹底的に分析することが欠かせません。

それとともに、経営者や現場の方々への聴き取り調査の結果を解析することも基礎として重要です。また、検討対象以外の企業経営者、現場の若手と話をしたりすることも、分析や検討の際の着想において、大きな意味をもっているように思われます。

こうしたことを行っていると、不思議なことに、近所の散歩コースを歩いているときや、スキーをしているとき、電車でつり革につかまっているとき、音楽を聴いているときなど、研究と全く関係のないところで、それまで意味がわからなかったことが不意に繋がることがあります。

デスクで集中する時間も大切ですが、ときにはふっと安らぐひとときをもってみましょう。凝り固まった頭が刺激され、柔軟な発想が引き出されるかもしれません。

また、昔は業界や会社の間で垣根がありましたが、いまの若い人たちはネットを通じて交流の垣根が低くなっているように感じます。自分の得意な部分を残しながら、楽しみつつ、広げていくことが大事ではないでしょうか。

色々なことに関心をもって経験を積んだ人たちが交流する機会が増えることによって、新しいアイデアが生まれ、有機的に日本全体として強みが出てくることを期待します。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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