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相手の考えを尊重し、一緒になって取り組もう

明治大学 専門職大学院 グローバル・ビジネス研究科 教授 熊谷 健一

いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。

教授陣によるリレーコラム/アイデアの泉【16】

私は途上国における知的財産制度のあり方などを研究対象としていますが、途上国協力をする際には、「焦らず、一緒になって考え、上から目線ではなく、笑顔で、怒らず」を心掛けています。

現地の法律制度のもとで、新たなルールをつくるときもそうですが、同じ目線で取り組むことによって、彼らからもアイデアが出てくるのです。もし上から一方的にやってしまったら、面従腹背で何も出てこないかもしれません。

このことは、途上国協力だけではなく、日常の仕事をする際にも、心掛けることではないでしょうか。

アメリカの作家のデール・カーネギーは、「ビジネスで成功する一番の方法は、人からいくら取れるかをいつも考えるのではなく、人にどれだけのことをしてあげられるかを考えることである。」と言っています。

しかし私は、「してあげる」のではなく、「一緒になって考える(相手の立場、考えを尊重する)」ことが大切ではないかと思っています。

現代は、昔に比べ様々な形で情報が入ってきますが、その分、人と人との関係は希薄になりがちです。このような情報化時代にこそ、お互いを思いやり、よりよい関係性を築いていくことが必要になるのではないでしょうか。

そのことにより、分野や職種を越え、ともに目指す方向へ進むなかで、新たな発想なども得られるのではないかと思っています。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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