明治大学の教授陣が社会のあらゆるテーマと向き合う、大学独自の情報発信サイト

いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。

教授陣によるリレーコラム/アイデアの泉【16】

私は途上国における知的財産制度のあり方などを研究対象としていますが、途上国協力をする際には、「焦らず、一緒になって考え、上から目線ではなく、笑顔で、怒らず」を心掛けています。

現地の法律制度のもとで、新たなルールをつくるときもそうですが、同じ目線で取り組むことによって、彼らからもアイデアが出てくるのです。もし上から一方的にやってしまったら、面従腹背で何も出てこないかもしれません。

このことは、途上国協力だけではなく、日常の仕事をする際にも、心掛けることではないでしょうか。

アメリカの作家のデール・カーネギーは、「ビジネスで成功する一番の方法は、人からいくら取れるかをいつも考えるのではなく、人にどれだけのことをしてあげられるかを考えることである。」と言っています。

しかし私は、「してあげる」のではなく、「一緒になって考える(相手の立場、考えを尊重する)」ことが大切ではないかと思っています。

現代は、昔に比べ様々な形で情報が入ってきますが、その分、人と人との関係は希薄になりがちです。このような情報化時代にこそ、お互いを思いやり、よりよい関係性を築いていくことが必要になるのではないでしょうか。

そのことにより、分野や職種を越え、ともに目指す方向へ進むなかで、新たな発想なども得られるのではないかと思っています。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

リレーコラムの関連記事

挑戦することで自らも社会も“進化”させよう

2021.9.16

挑戦することで自らも社会も“進化”させよう

  • 明治大学 商学部 教授
  • 水野 誠
人生を通して、夢中になるものを見つけよう

2021.9.9

人生を通して、夢中になるものを見つけよう

  • 明治大学 情報コミュニケーション学部 特任准教授
  • 宮川 渉
哲学の世界観に触れ、発想の引き出しを増やそう

2021.9.7

哲学の世界観に触れ、発想の引き出しを増やそう

  • 明治大学 文学部 教授
  • 志野 好伸
相手を信頼してまかせられるような関係性を作ろう

2021.9.2

相手を信頼してまかせられるような関係性を作ろう

  • 明治大学 政治経済学部 専任講師
  • 碇 陽子
“好き”の理由を再認識して、新発見に繋げよう

2021.8.31

“好き”の理由を再認識して、新発見に繋げよう

  • 明治大学 農学部 教授
  • 川上 直人

新着記事

2021.09.16

挑戦することで自らも社会も“進化”させよう

2021.09.15

プロ野球の熱狂は人になにをもたらすのか

2021.09.09

人生を通して、夢中になるものを見つけよう

2021.09.08

音楽が魅力的で面白いのは、音楽は複数形だから

2021.09.07

哲学の世界観に触れ、発想の引き出しを増やそう

人気記事ランキング

1

2021.09.15

プロ野球の熱狂は人になにをもたらすのか

2

2020.04.01

歴史を紐解くと見えてくる、台湾の親日の複雑な思い

3

2019.07.31

万葉集に由来する「令和」に込められた、時代にふさわしい願い

4

2021.09.08

音楽が魅力的で面白いのは、音楽は複数形だから

5

2018.06.06

グロテスクを含み、周囲を侵食する「かわいい」は、日本の美意識の…

リレーコラム