明治大学の教授陣が社会のあらゆるテーマと向き合う、大学独自の情報発信サイト

いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。

教授陣によるリレーコラム/アイデアの泉【16】

私は途上国における知的財産制度のあり方などを研究対象としていますが、途上国協力をする際には、「焦らず、一緒になって考え、上から目線ではなく、笑顔で、怒らず」を心掛けています。

現地の法律制度のもとで、新たなルールをつくるときもそうですが、同じ目線で取り組むことによって、彼らからもアイデアが出てくるのです。もし上から一方的にやってしまったら、面従腹背で何も出てこないかもしれません。

このことは、途上国協力だけではなく、日常の仕事をする際にも、心掛けることではないでしょうか。

アメリカの作家のデール・カーネギーは、「ビジネスで成功する一番の方法は、人からいくら取れるかをいつも考えるのではなく、人にどれだけのことをしてあげられるかを考えることである。」と言っています。

しかし私は、「してあげる」のではなく、「一緒になって考える(相手の立場、考えを尊重する)」ことが大切ではないかと思っています。

現代は、昔に比べ様々な形で情報が入ってきますが、その分、人と人との関係は希薄になりがちです。このような情報化時代にこそ、お互いを思いやり、よりよい関係性を築いていくことが必要になるのではないでしょうか。

そのことにより、分野や職種を越え、ともに目指す方向へ進むなかで、新たな発想なども得られるのではないかと思っています。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

リレーコラムの関連記事

同じ志を持つ人との関係を、大切にしよう

2021.6.22

同じ志を持つ人との関係を、大切にしよう

  • 明治大学 法学部 特任教授
  • 森際 康友
受け取った“想い”を、次世代へつないでいこう

2021.6.17

受け取った“想い”を、次世代へつないでいこう

  • 明治大学 法学部 准教授
  • 辻 雄一郎
今日の経験を、未来の自分に活かす生き方をしよう

2021.6.10

今日の経験を、未来の自分に活かす生き方をしよう

  • 明治大学 総合数理学部 教授
  • 小林 稔
「信念×柔軟性」で、新しい未来を創造しよう

2021.6.3

「信念×柔軟性」で、新しい未来を創造しよう

  • 明治大学 総合数理学部 准教授
  • 浦野 昌一
先人の功績は生み出された“過程”にも注目しよう

2021.6.1

先人の功績は生み出された“過程”にも注目しよう

  • 明治大学 理工学部 教授
  • 長島 和茂

新着記事

2021.06.22

同じ志を持つ人との関係を、大切にしよう

2021.06.21

「権利」、「法」、「自由」について、私たちは誤解していないか

2021.06.17

受け取った“想い”を、次世代へつないでいこう

2021.06.16

違憲判決を社会に活かすために必要なのは

2021.06.10

今日の経験を、未来の自分に活かす生き方をしよう

人気記事ランキング

1

2020.04.01

歴史を紐解くと見えてくる、台湾の親日の複雑な思い

2

2021.06.16

違憲判決を社会に活かすために必要なのは

3

2017.10.18

ゲーテッド・コミュニティの実態に迫り、その“可能性”を探る

4

2021.06.21

「権利」、「法」、「自由」について、私たちは誤解していないか

5

2017.10.04

精神鑑定は犯人救済のために行うのではない

リレーコラム