明治大学の教授陣が社会のあらゆるテーマと向き合う、大学独自の情報発信サイト

異業種や異世代の人と交流し、新しい視点を育もう

明治大学 専門職大学院 ガバナンス研究科 教授 小林 清

いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。

教授陣によるリレーコラム/アイデアの泉【15】

私が受け持つガバナンス研究科では、学生の8割を首長や政治家、自治体職員、民間企業社員、起業家などの社会人が占めています。社会経験を積んだうえで、さらに自分をステップアップさせるため、あるいは現状の殻を破るために、公共政策を学びにやってくるのです。

ここでの授業は自分と異なる職種や年代の人たちと議論をするため、「エッ」と思うことがたくさんあることでしょう。自分の仕事の世界の常識がほかの人には通用しない場面が結構あるのです。

技術開発の人たちによく言われることですが、狭い世界に閉じこもって外を見ない「タコツボ」に入ったような状態ではアイデアを生むことはできません。異質な考え方が出会ってこそ、新しい視点が出てくるのです。

ビジネスの社会でも、また学生の皆さんも同様に、自分の組織や教室の中に留まらず、外に出かけましょう。異業種交流会に参加したり、学生時代の友人と会うなど、人と人とのネットワークを大事にすることです。

それがインターネット上でも、実際に対面するのでも方法は問いません。色々な形があって良いと思います。自分にとって役立つな、有効だなと思ったら、積極的に顔を出す機会を増やしていきましょう。

また、もうひとつ大切なのが国際的な視点です。若い人でしたら東京2020オリンピック・パラリンピックのボランティアに参加するのも良いと思います。

様々な国の人と触れ合うことで文化や価値観の違いを認識し、時代のキーワードである「ダイバーシティ(多様性)」と「インクルージョン(包容力)」の視点から、新しい発想にチャレンジしてはどうでしょうか。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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