明治大学の教授陣が社会のあらゆるテーマと向き合う、大学独自の情報発信サイト

人間の内面を磨く習慣を身につけ、成長を図ろう

明治大学 総合数理学部 准教授 櫻井 義尚

ときに人生の指針となり、仕事のヒントとなり、コミュニケーションツールの一助となる「読書」。幅広い読書遍歴を誇る明治大学の教授陣が、これからの社会を担うビジネスパーソンに向けて選りすぐりの一冊をご紹介。

教授陣によるリレーコラム/40歳までに読んでおきたい本【36】

スティーブン・R・コヴィー『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』(フランクリン・コヴィー・ジャパン訳・キングベアー出版 ・2013年)

本書は、全世界で3千万部、日本で200万部を超える大ベストセラーであり、真の成功には表面的なスキルやテクニックよりも“人格”が大切であることを説いた人生哲学書です。行動の主体性など、成長に必要なことをあらためて考えさせられる良著となっています。

AIブームとなっている世の中ですが、人間に必要なのはやはり人格です。データで管理できるのは効率化だったり、ある一種のパターンや特徴を見つけ出すことだったり、その程度でしかありません。

本当に人間の深い部分を理解するのは機械には難しいと思います。それを判断できる人を育てていかないといけないのです。

Googleで何でもすぐ探せる時代になり知識の時代は終わりました。機械の学習に置き換わっていくためスキルの価値も下がりました。最後には、人と人を繋ぐなど、人間的なところが残ります。人が成長するのに必要な要素はそういう点です。

本書で提唱している7つの習慣を実際に行うのは大変であり、日々の暮らしのなかで忘れることもあるかと思います。だからこそ習慣化することが大切なのです。

40歳までと言わず、どの年代で読んでも何かしら得るものがあると思いますので、ぜひ一読されることをおすすめします。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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