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若いときこそ失敗に学び、次のステップに繋げよう

明治大学 商学部 特任講師 東野 香代子

ときに人生の指針となり、仕事のヒントとなり、コミュニケーションツールの一助となる「読書」。幅広い読書遍歴を誇る明治大学の教授陣が、これからの社会を担うビジネスパーソンに向けて選りすぐりの一冊をご紹介。

教授陣によるリレーコラム/40歳までに読んでおきたい本【19】

畑村洋太郎『失敗学のすすめ』(講談社・2000年)
平原由紀子『入社1年目女子 仕事のルール』(日本能率協会マネジメントセンター・2018年)

『失敗学のすすめ』は、とかくマイナスに捉えられがちな“失敗”も、どのような姿勢で対処するかによって、将来大きく飛躍するチャンスをつかむことができると述べた本です。

工学者の畑村氏によって、失敗の定義や種類・特徴、致命的な失敗のなくし方、失敗を生かすシステムづくりなどが一般読者にもわかりやすく解説されています。

いまの若者は失敗することを恐れ、当事者意識の低い代理店感覚で物事に取り組んでいるようです。なぜ失敗を恐れるのかというと、リカバリーする力量がなく、自分に自信が持てないためです。

若いうちはどんどん失敗をしてください。起きてしまったことに対してはなるべく短時間で解決するよう努め、その失敗を次にどう生かすかが重要になります。本書を読んで「失敗しても大丈夫」ということを学び、責任感を持って当事者になって欲しいと思います。

『入社1年目女子 仕事のルール』は、長年ファッションブランドに特化した広告代理店で働き、現在は“手みやげコンシェルジュ”としても活躍する平原氏が、自身のOL時代や役員として若い人を見てきた経験を通じ、女性新入社員向けに書いた本です。

たとえば、入社式や研修などでリクルートスーツを着る機会があると思いますが、ずっとその格好でいるわけにはいきません。

いつ、どんなタイミングでオフィスカジュアルにランディングするのかなど、女子だからこそ知っておきたい社会人の基礎の基礎について、先輩たちの失敗談を交えながら1問1答スタイルで紹介しています。

これから社会人になる方はもちろん、“仕事以前のルール”をよくわからないまま上司になってしまった方にとっても、ヒントが詰まった一冊だと思います。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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