明治大学の教授陣が社会のあらゆるテーマと向き合う、大学独自の情報発信サイト

幅広い分野から豊かな学識と想像力を身につけよう

明治大学 情報コミュニケーション学部 教授(2018年3月31日退職) 金子 邦彦

めまぐるしく変化する世界情勢において、企業や組織が生き残っていくために、どんな人材が求められているのか。
さまざまな分野に精通した明治大学の教授陣が考える、これからの日本を担うリーダーに必要な力とは。

教授陣によるリレーコラム/私が考える「次世代リーダーに必要な力」【25】

2015年、文部科学省が国立大学に文系学部の見直しを求める通知を出すなど、情報化が進む現代では理系重視の傾向が強くなり、技術系の人が社会のリーダーを担うようになっています。

一方で、経済学者の佐和隆光氏の著書「経済学のすすめ」(岩波新書)では、このように文系を軽視しているいまの風潮は間違いだと述べています。また、アメリカの企業家たちも、理系の人間ほど人文社会科学への理解を持たないとまともな判断が行えないと同著は指摘しています。

世界では、理系も人文系も、ひとつの分野だけでなくほかの分野まで手を広げることが大切だという流れになっているのです。特にヨーロッパの社会では「哲学を語れない人間がなぜ社会のリーダーになり得るか」という考え方もあるぐらいです。若い人たちには幅広い知識に加え、先人の智恵を色々な形で勉強した上で、自分なりの想像力を発揮して欲しいと思います。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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