
2022.08.09
明治大学の教授陣が社会のあらゆるテーマと向き合う、大学独自の情報発信サイト
めまぐるしく変化する世界情勢において、企業や組織が生き残っていくために、どんな人材が求められているのか。
さまざまな分野に精通した明治大学の教授陣が考える、これからの日本を担うリーダーに必要な力とは。
たとえば、会社のリーダーを考えたとき、安定経営をしているだけでは時代についていけなくなるでしょう。事業家はある程度リスクを負いながらでも自分のやりたいことに挑戦しなくてはなりません。これに必要なのが突破力です。
また、イノベーションというのは自分の守備範囲だけで止まっていたら新しいものは生まれません。役に立つ、立たないに関わらず、いろいろなことに目を向けるという意味での好奇心が大切になります。一方、新しいものをつくる突破力を持っていても、市場のパイが少なければできることは限られてきます。そういう意味でも複数のものに興味を持って異分野のものを結びつけられるような想像力が重要です。
若い人は引き出しをたくさんつくってください。興味を抱けることであれば雑学でもいいのです。好奇心を持ちましょう。発想力があれば、そこから別のチャレンジやチャンスに繋がったり、企業内起業という形に結びつく可能性もあります。そういうことを実現できる人が次世代のリーダーになっていくと思います。
※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。