明治大学の教授陣が社会のあらゆるテーマと向き合う、大学独自の情報発信サイト

私が考える「次世代リーダーに必要な力」【5】

明治大学 農学部 准教授 中村 孝博

めまぐるしく変化する世界情勢において、企業や組織が生き残っていくために、どんな人材が求められているのか。
さまざまな分野に精通した明治大学の教授陣が考える、これからの日本を担うリーダーに必要な力とは。

多様化社会を生き抜く「国際力」と「継続力」を身につけろ

第一に必要なのが、明治大学も推進している「国際力」です。グローバル化の波は止められません。例えば、ある日本の会社の社長を想定すると、部下は日本人だけではなく、アジア諸国出身の人が多くなることでしょう。彼らについて理解するにはその文化的背景を理解することが重要です。国際力というのは、ただ外国語を話せればよいわけではなく、世界中の多くの人の文化や立場で物事を考えられるようになること。その力を育むためにも、小さな頃から友だちやクラスメイトなど、身近に外国の人と触れ合う機会を設けたいですね。

第二に「継続力」です。「Little things make big things happen(小さなことが大きなことを招く)」という言葉は、私が留学していたカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のバスケットボールチームの監督であったJohn Wooden氏(1910-2010)が残した言葉です。彼は選手としても有名でしたが、12年間のUCLA監督生活の中で10回も全国制覇を果たしました。その名将でも「小さなことの積み重ねこそが大事」と言っています。

また、若い人の心に留めて欲しいのが、常に20年先の自分を想像すること。いま20歳だったら、40歳のときにどういう立場で何をしていたいか。そのために、いま置かれている立場でできることを積み重ねていく。次世代のリーダーには、目先の欲に捉われない継続力を持った人物が相応しいと考えています。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

  • Facebook
  • Twitter
  • Google+
  • Hatena

連載コラムの関連記事

#4 財政再建が難しいのはなぜ?

2018.11.13

#4 財政再建が難しいのはなぜ?

  • 明治大学 商学部 教授
  • 畑農 鋭矢
#3 PBの黒字化って、借金が減るということ?

2018.11.9

#3 PBの黒字化って、借金が減るということ?

  • 明治大学 商学部 教授
  • 畑農 鋭矢
理系の思考と簡潔な表現で読む人を納得させよう

2018.11.8

理系の思考と簡潔な表現で読む人を納得させよう

  • 明治大学 理工学部 専任講師
  • 早川 智一
#2 日本政府の借金はなぜこんなに膨らんだの?

2018.11.6

#2 日本政府の借金はなぜこんなに膨らんだの?

  • 明治大学 商学部 教授
  • 畑農 鋭矢
#1 日本政府の借金って、どういう状態なの?

2018.11.2

#1 日本政府の借金って、どういう状態なの?

  • 明治大学 商学部 教授
  • 畑農 鋭矢

Meiji.netとは

新聞広告連動企画

新着記事

2018.11.07

IPOバブルは金融リテラシー欠如の表れ!?

2018.10.31

プログラミング教育が普及するほど、日本のSEは減っていく!?

2018.10.24

20世紀から21世紀の快適へ、スマートコミュニティが始まっている

2018.10.17

「マジョリティ」が創り出す「他者」としてのLGBT?

2018.10.10

集中豪雨を防ぐためには、法整備が必要!?

人気記事ランキング

1

2014.09.01

緊急提言、人口減少社会に歯止めをかける ―方策は少子化対策、社会…

2

2018.05.23

衰える結婚、止まらぬ無子化 ――このままでは日本の未来が失われる

3

2017.03.29

「留学生30万人計画」が抱えている将来的課題とは

4

2017.03.15

「沖縄振興予算」という呼称が、誤解を招いている

5

2018.11.07

IPOバブルは金融リテラシー欠如の表れ!?

Meiji.net注目キーワード

【注目!】連載コラム