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私が考える「次世代リーダーに必要な力」【1】

黒田 洋司 黒田 洋司 明治大学 理工学部 教授

めまぐるしく変化する世界情勢において、企業や組織が生き残っていくために、どんな人材が求められているのか。
さまざまな分野に精通した明治大学の教授陣が考える、これからの日本を担うリーダーに必要な力とは。

自分のエネルギーのすべてを注ぎ込める仕事をしろ

逆説的になりますが、成功したリーダーを見ると、一人残らず、この人には勝てない、と感じられるようなエネルギーの塊なのです。それだけのエネルギーをもっていないと、成功しないのだと思います。

宇宙輸送企業などを立ち上げたことで有名なアメリカの起業家のイーロン・マスクは、シンプルに「成功するには1万時間働け」と言っています。要は、自分の仕事に、自分のエネルギーのすべてを注ぎ込めということです。なるほどと思いますが、では、どうすればそんなことができるのか。スティーブ・ジョブスの言葉がヒントになります。彼は、「朝起きて、鏡を見て、自分の顔を見て、楽しそうかどうか、自問しろ。いま、やっている仕事は楽しいか、会社に行きたくて仕方ないか、自問しろ。即イエスと言えない状況が5 日間続いたら、その仕事は辞めなさい」と言っています。

確かに、好きな仕事であれば、楽しいと思える仕事であれば、エネルギーのすべてを注ぎ込めるかもしれません。とはいえ、建前で生きることが大人の生き方と思われている日本では、好きな仕事をするという思いを実行するのは難しいかもしれません。でも、人生に一度くらい、チャレンジすることがあっても良いのではないでしょうか。それが、自分のエネルギーのすべてを注ぎ込めるような仕事であれば。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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