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#4 医療保険は必要不可欠?

明治大学 商学部 教授 中林 真理子

まずは、自分の身体の状況を把握することが大切

生命保険と損害保険以外の、傷害や疾病、介護に関する保険が第3分野と呼ばれています。その中で注目されているのが、傷害や疾病をカバーする医療保険です。本来、医療の分野は社会保険ですべてまかなえなければいけないのですが、社会保険の財政は非常に苦しく、自己負担の部分がどんどん増えてきたこともあり、医療保険の需要が拡大しています。医療技術の進歩にともなってガンなど難病の治療も可能になってきましたが、先進医療など含むことも多く、相当の費用がかかります。それを考えると、医療保険に入ることも検討に値するでしょう。最近では、保険会社指定の病院でキャッシュレスで治療が受けられる商品もあり、加入者にとっては利便性が向上しています。また、入院などにより仕事ができなくなったときのために、所得補償保険や就業不能保険といった商品も出されています。ガンについていえば、日本人の2人に1人は罹るというデータもあるので、こうした保険は私たちに欠かせないように思えます。

しかし、対応が必要なのはガンだけではありません。例えば最近では、日本人の死亡原因の第3位である脳卒中につながる病気を未然に発見するために、脳ドックを受診する人も増えています。前々回の章で説明したように、まずは定期検診や人間ドック、脳ドックを受診し、その情報を基に自分の身体の状況を把握することが必要でしょう。自分自身のリスクマネジメントと考え、そのリスクが自分にとってどれだけの重要度があるものなのかを考えることが大切です。

次回は、いま注目の新しい保険について紹介します。
#1 保険は、保険会社が儲かるようにできている?
#2 生命保険は損か得か?
#3 火災保険では地震の被害は補償されないの?
#4 医療保険は必要不可欠?
#5 長生きするほど受取り額が多くなる保険?
#6 専門家に相談するのは勇気がいる?

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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