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#5 うつ病に罹っていないか、自分でチェックするポイント

諸富 祥彦 諸富 祥彦 明治大学 文学部 教授

世の中の気になる出来事をピックアップし、明治大学の教授陣がその専門的な視点からみなさんへのアドバイスを連載形式でお届けするトレンドウォッチ。今回はうつ病やストレスについて取り上げます。職場でも、家庭でも、様々な機会で特に人間関係のストレスを感じる人は多いと思います。今回は心理学やカウンセリングが専門の、明治大学文学部、諸冨 祥彦教授にお話をお伺いしました。

うつ病に罹っていないか、自分でチェックするポイント

うつ病は、脳の過労状態のことでもあります。脳が疲れ切ってしまうと、過覚醒といって不眠の症状が現れます。

この症状には3パターンあります。
1.眠ろうと思ってもなかなか寝つけない「入眠障害」。
2.深夜に目が覚めてしまう「中途覚醒」。
3.朝早く目が覚めてしまう「早朝覚醒」

です。

いずれのパターンも、身体は寝ていても脳が休んでいない状態なので、7~8時間寝たはずなのに、朝起きたときから身体がだるく疲労感があったり、昼間に眠たくなってボォッとしてしまいます。こうした睡眠障害が5日間続いたら、うつ病の初期状態と思ってください。

また、脳がフラフラしているので、自分をしっかり支えるために刺激物が欲しくなることもあります。以前は食べなかったような非常に辛いものや甘いものなどを食べるようになったら、要注意です。
さらに、胃の調子が悪いような気がして、胃腸薬をしょっちゅう飲むようになったら、それもチェックポイントです。胃腸薬には抗うつ成分が入っているので、自然と胃腸薬を欲するようになるのです。いかがでしょうか。一度、自分の状態を振り返ってみてください。

#1 現代ビジネスマンに急増する「うつ病」とは、どんな病気?
#2 ストレスをためないためのテクニック <その1場所を変える>
#3 ストレスをためないためのテクニック <その2呼吸法>
#4 ストレスをためないためのテクニック <その3援助希求>
#5 うつ病に罹っていないか、自分でチェックするポイント
#6 専門家に気軽に相談する工夫

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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