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2016.11.08

#3 ストレスを溜めないためのテクニック その2〈呼吸法〉

#3 ストレスを溜めないためのテクニック その2〈呼吸法〉
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世の中の気になる出来事をピックアップし、明治大学の教授陣がその専門的な視点からみなさんへのアドバイスを連載形式でお届けするトレンドウォッチ。今回はうつ病やストレスについて取り上げます。職場でも、家庭でも、様々な機会で特に人間関係のストレスを感じる人は多いと思います。今回は心理学やカウンセリングが専門の、明治大学文学部、諸冨 祥彦教授にお話をお伺いしました。

ストレスを溜めないためのテクニック その2〈呼吸法〉

人の気持ちを変える方法として、呼吸を変えるテクニックがあります。イライラやストレスが溜まりそうなときは、完全呼吸がおすすめです。

鼻から静かに息を吸い、次に、口をすぼめます。そして、ゆっくりとお腹から完全に息を吐ききります。
ポイントは、単なる深呼吸では体操になってしまうので、吐く方に意識を向けて、ゆっくり吐き出すことです。

この完全呼吸を行うと、自律神経が整い、2回ほどやると気分が落ち着き、イラつきが治まります。
最初は、テクニックその1で紹介したように、場所を変えたときに一人で行うのが良いでしょう。やり方に慣れてくれば、周りにいる人に気づかれないように行うこともできるようになります。そうすれば、会社の会議中で席を外せないようなときでも、自宅でいま家から出て行くとまずいようなときでも、自分の精神をコントロールすることができます。
ぜひ、お試しください。

#1 現代ビジネスマンに急増する「うつ病」とは、どんな病気?
#2 ストレスをためないためのテクニック <その1場所を変える>
#3 ストレスをためないためのテクニック <その2呼吸法>
#4 ストレスをためないためのテクニック <その3援助希求>
#5 うつ病に罹っていないか、自分でチェックするポイント
#6 専門家に気軽に相談する工夫

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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