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嶋田 総太郎【教員プロフィール】
嶋田 総太郎(しまだ そうたろう)
明治大学 理工学部 教授
専門は認知脳科学。心が脳のどのような働きによって生み出されているのか、最新の計測装置を使って調べています。運動、感情、コミュニケーション、メディア認知などに着目し、脳のなかで自己と他者がどのように表象されているのかを研究しています。

脳のなかで、あなたと私がつながる?

 身体で最も重要な器官が脳であるならば、社会を基礎づけているのは“われわれの脳”かもしれません。たとえば、仲間と同じ目標に向かって集中しているときの強い一体感。実はメンバーの頭のなかである現象が同時に起きていて、この状態を認知脳科学では「We-mode」と呼んでいます。

 嶋田先生の研究は、脳内で運動や認識がどう表現されるかを明らかにし、人の身体と社会の関係を読み解こうというもの。それまで「他者」と捉えていたものがいつのまにか「自己」と同化する——そんな不思議な脳のプロセスの一部が見えてきました。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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