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2022.04.12

夜空に光るナゾの雲…!?

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鈴木 秀彦【教員プロフィール】
鈴木 秀彦(すずき ひでひこ)
明治大学 理工学部 准教授
専門は大気物理学。なかでも高度85km以上の超高層大気領域を中心に研究しています。そこは、流星の発光やオーロラが発生する「地球と宇宙の境目」です。少年時代の趣味は天体観測。現在は光を利用した観測技術を使って、大気物理の未解明問題に挑んでいます。

地球で一番高い空から

鈴木 秀彦 「夜光雲」を知っていますか? 日が暮れた後に輝いて見える帯状の雲のこと。もともとは北極や南極といった高緯度で、夏の時期にのみ観測されていました。ところが近年、日本のような中緯度地域でも見られるようになったとの報告が……。これはいったい何を意味するのでしょう。

 鈴木先生は、地球上で最も高い場所の現象を観測するスペシャリスト。大気のデータを積み重ねることで、天気予報の精度向上や環境変動の仕組みの解明に繋げようとしています。北海道での夜光雲の観測に成功した先生に、そのメカニズムを解説してもらいました。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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