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2021.02.16

バイオマテリアルが、健康寿命を延ばす

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相澤 守【教員プロフィール】
相澤 守(あいざわ まもる)
明治大学 理工学部 応用化学科 生体関連材料研究室 教授
専門は生体材料(バイオマテリアル)と組織工学。意識しているのは、人々の生活の質=QOLを上げるための積極的な医工連携と産学連携です。様々な企業と共同研究しながら、最先端医療にも貢献する新たな材料の開発に取り組んでいます。

医療の進歩に欠かせない“縁の下の力持ち”

相澤 守 「バイオマテリアル」は、人体の失われた機能を回復させるために移植する材料で、欠損した骨を補う「人工骨」もその一種。白っぽいブロックのような形をしており、実際に医療現場で用いられています。ですが、手術で身体にメスを入れるなど、とくに高齢者には負担になってしまう欠点も。

 そこで相澤先生たちが開発したのが、身体を傷つけず、体内に吸収される新型の「ペースト状人工骨」でした。医療の進歩を支える、細胞組織のエンジニアリング。そんな“縁の下の力持ち”にフォーカスしてみましょう。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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