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教授陣によるリレーコラム/人生で影響を受けた人物【57】

私が影響を受けたのは、放射線の研究で二度のノーベル賞を受賞したキュリー夫人です。

現在は法学者の道を歩んでいる私が、畑違いの彼女の生き方に惹かれたのは中学生の頃。

中学に入って初めて英語という科目に触れ、「英語って面白いな」「もっと英語の力をつけたい」と思ったときに学校の図書館で出合ったのが、英語で書かれたキュリー夫人の伝記でした。

私自身、小学生の頃から理科系の科目が好きだったので、キュリー夫人のように研究室で実験をして、世界に役立つような発見をしてみたい、と率直に思ったのを覚えています。

このレベルの英語は当時の私にはまだ難しくて、ゆっくりとしか読み進められず、何度も読み返したことで、将来は研究者になりたい、という気持ちが一段と強まりました。

印象的だったのは、キュリー夫人は必ずしも恵まれた環境にはいなかったのに、歴史に残るような成果を挙げたこと。

ノーベル賞を一度もらってそこで満足するのではなく、さらに研究を重ねて二度目の受賞を果たしたということを考えると、生きている限り努力をし続けるという姿勢が大切なのだと実感しました。

このことは研究に限ったことではなく、広くビジネスの世界にも言えることではないでしょうか。

多くの失敗をしたり、無駄かもしれないようなことも繰り返したり。それでもあきらめずにやり遂げる意志が必要なのだと思います。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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