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好きな作家を見つけ、世界を広げる第一歩にしよう

工藤 寛之 工藤 寛之 明治大学 理工学部 准教授

歴史に名を残す偉人から、カリスマ性のある著名人、その道を究めた学者まで。明治大学・教授陣に影響を与えた人物を通して、人生やビジネスに新たな視点をお届けします。

教授陣によるリレーコラム/人生で影響を受けた人物【8】

私は、人の体の成分を簡単に分析するセンサなど、人々の暮らしを情報化するシステムを開発しています。暮らしの質を最大化することが目標です。

昔から読書が趣味で、なかでも作家の浅田次郎先生が好きです。

先生の小説には、ストーリー展開の巧みさや、繊細な情景描写など、たくさん素晴らしいところがあると思いますが、私は特に、物語に時折出てくる手紙に惹かれるのです。

読んでいると、登場人物の心情が伝わってきて、どんどん感情移入させられます。

実は、私たち研究者も、論文や原稿など、案外書く仕事が多いのです。もちろん文学とは書き方が違いますが、頭の中の考えを整理して、文字に起こしていくということは同じ。

伝えたいことを明確に文章にするのは本当に難しく、登場人物の気持ちがすっと伝わってくる手紙を書かれる先生に尊敬の念を抱いています。

また、先生ご自身が、自衛隊やアパレル業界など、多彩な職業を経験されていて、知識が豊富なところも魅力です。

作品も、私が好きな『蒼穹の昴』など歴史ものから、『月のしずく』のような短編、現代劇、エッセイと、バラエティ豊か。

先生のように様々な経験を積むことは簡単ではないかもしれませんが、小説をきっかけに、色々な物事に興味を持つことは大切だと感じるのです。

読者のみなさんも、好きな作家や小説を見つけて、素敵な文章に触れたり、作品のなかで気になったことをどんどん調べたりすれば、視野が広がっていくのではないでしょうか。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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