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ひとつの情報を複数のメディアで検証してみよう

前野 義晴 前野 義晴 明治大学 総合数理学部 特任教授

いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。

教授陣によるリレーコラム/アイデアの泉【58】

私は普段からひとつの情報ソースを鵜呑みにせず、複数の情報ソースを俯瞰しながら、異なる視点で物事を考える習慣をつけています。

例えば、同じ分野の2人の専門家から別々に話を聞いたり、同じテーマを扱う2つの文献を比較しながら調べたり。

専門書は同じテーマで別の著者が書いた本というのが大体ありますので、2冊まとめて買って同時に読むということをよくしています。

また、社会経済の問題を追う際には、CNN、BBC、アルジャジーラといった各国のメディアを並行して見るようにしています。

ある事柄について、「アメリカ人はどう思っているの?」「ヨーロッパ人はどうなの?」「ほかの地域の人はどうなの?」と考えたときに、CNNとBBCでは言っていることが違ったり、アルジャジーラなど中東のほうへ行くと問題の捉え方がまったく異なったりすることもあり、大変興味深いです。

中国やロシアなど、強権的な政治風土の見られる国ですと公式メディアにはプロパガンダ的なところがありますが、「世界の人にこう思って欲しい」という意向を汲んだ情報だと理解し、一回受け止めてみましょう。

相手がどうだまそうとしてきているのかを読み解くのも、ビジネスの世界では意味があることかもしれません。

このように多角的な視点を持つことが、新しい発想を生むきっかけになるのではないでしょうか。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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