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自分の核を見つけた上で、遊び心を取り入れよう

新屋 良治 新屋 良治 明治大学 農学部 准教授

いまやクリエイティブな職種に留まらず、多くのビジネスパーソンにとって発想力や企画力は必須のスキル。ライバルを一歩リードするのに役立つヒントを、知の先達である明治大学・教授陣の言葉から探ります。

教授陣によるリレーコラム/アイデアの泉【35】

私の専門は、一般にはアニサキスやギョウ虫などの寄生虫として知られる線虫なのですが、研究者志望の学生からよく「研究のアイデアがわいてこない」と言われることがあります。

私個人としては、アイデアは机に向かい“頑張って”出そうとするようなものではないと思っています。研究のことを四六時中、ずっと頭の片隅に置いておきながら、異分野の人と会ったり、意見交換をしたりしてみると、ふっと新しい発想が浮かんでくることがあるのです。

ときには旅行中に好奇心を持って調べたことがきっかけとなり、研究が始まることもあります。考え出すときは遊びのような感覚で構わないのです。

ただし、こうしたことのベースには基礎学力や知識が非常に重要だと思います。知識が十分でないと、研究をする中で出会った新しいデータや現象に違和感を覚えず、重要な発見を見過ごすことになってしまうからです。

ビジネスパーソンの方も、仕事をやっていく上でまずは自分の核となる部分を見つけてください。ひとつのことを突き詰めてみると論理的に物事が考えられるようになります。これはどんな分野においても役立つことだと思います。

核になる部分と遊び心、この2つが揃ってこそ、新しい発想は生まれるのではないでしょうか。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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