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2025.03.18

小さな社会で「ライフスタイル」を選ぶ ゲーテッド・コミュニティ(プライベート・コミュニティ)

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菊地 端夫【教員プロフィール】
菊地 端夫(きくち まさお)
明治大学 経営学部
専門は行政学。国内外の行政および公共政策を比較し、社会的なメカニズムや公私のガバナンスに焦点を当てた研究を行っている。

ゲーテッド・コミュニティに学ぶ、日本の住宅の未来

 日本では、集合住宅を単なる「住む場所」として捉えることが多く、コミュニティ意識はそれほど根付いていません。
一方、アメリカには「ゲーテッド・コミュニティ」と呼ばれる、ジムやゴルフ場、手入れの行き届いた庭といったアメニティを住民で共有する居住エリアがあります。一見、富裕層向けの高級住宅街のようですが、実は中間層の人々がライフスタイルに合わせて選ぶ住まいの形として、コミュニティ形成の場にもなっています。
そんな、日本とかけ離れて見える暮らしのスタイルが、空き家問題や税金の使い方など、日本の『街』と『暮らし』を変えるヒントになるかもしれないんだとか。一体どんな仕組みなのか、覗いてみましょう。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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