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本の再読を通じて、むかしの自分に会いにいこう

松尾 卓摩 松尾 卓摩 明治大学 理工学部 准教授

ときに人生の指針となり、仕事のヒントとなり、コミュニケーションツールの一助となる「読書」。幅広い読書遍歴を誇る明治大学の教授陣が、これからの社会を担うビジネスパーソンに向けて選りすぐりの一冊をご紹介。

教授陣によるリレーコラム/40歳までに読んでおきたい本【22】

ちょうど40歳のいま読み直しているのが、20歳前後に読んでいた本や5歳~10歳頃に読んでいた本です。自分ではいつまでも若いときの気持ちを持っていると思っていたのですが、やはりどうしても忘れてしまうようです。

そのため、学生やこどもと接する際、自分が彼らの年齢だったときにどのようなことを考えていたのか、当時読んだ本を通して思い出しています。

むかしに比べて印象が変わった本がある一方で、「この本を読んだとき、こんな気持ちだったな」と覚えていることも多く、いま現在の自分にとっても新しい変化を与えてくれるきっかけになります。

高校生の頃に読んで影響を受けたのは、本田技研工業の創業者である本田宗一郎氏の本です。内容がとても面白く、機械に携わってみたいと思うきっかけになりました。

また、SF作家・星新一氏のショートショートも大好きで、物語に未来の科学者や博士がよく登場し、理系が楽しそうだという印象を持ったことも現在の道に繋がっています。

若いうちはいろいろな本を乱読し、自分に影響を与えてくれるものを探してみましょう。そして社会人になって指導する側に回ったときには、新入社員当時に読んだ本を読み返してみてはいかがでしょうか。後輩への接し方に役立ったり、新たな発見をもたらしてくれるかもしれません。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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