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2021.04.15

金融リテラシー底上げの鍵は、キャッシュレスにあり

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小早川周司【教員プロフィール】
小早川 周司(こばやかわ しゅうじ)
明治大学 政治経済学部 教授
デジタル社会における貨幣の未来像と金融インフラを研究テーマにしています。専門は貨幣論、キャッシュレス経済、デジタル通貨、国内外の金融政策など。研究者になる前は日銀に勤務。「私たちにとってお金とは何か?」という本質に興味があります。

現金を持たないことで得られるもの

小早川周司 人はなぜ、「印刷された紙切れ」を大事にするのか? 答えのひとつは、みんなが信用し、同じくらいの価値を見出すから。人類最大の発明品とも言われる「お金」は、技術革新や生活様式の変化と共に姿を変えて、今や、デジタルへ舞台を移そうとしています。電子マネーやスマホ決済など、日本でもキャッシュレス化が浸透しつつありますが、世界的に見れば未だ遅れているのが現実。
 
 実は、キャッシュレスには「現金を持たなくて済む」以外に、いろんなメリットがあるんです。知らないままだと、もったいないかもしれませんよ?

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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