生物と無生物の“新しい”境界線
明治大学の「数理」に関する様々な分野の専門家たちが、“生き物”とは何か?について議論を交わしました。登場するのは、生き物を「集団」で捉える西森先生、無生物の運動パターンから「生き物らしさ」を考える末末先生、「認知」の視点でAIと人間の共生を考える小松先生。生物学そのものの専門家“ではない”3名の視点が交わり、生物と無生物の間に、新しい境界線が引かれていきます。ウィルスが生物“じゃない”って誰が決めたの?人間みたいに会話できるAIは生き物?当たり前の生物の定義が揺らぐ瞬間を、ぜひご覧ください。
【教員プロフィール】
■西森 拓(にしもり ひらく)
明治大学 先端数理科学インスティテュート
専門は現象数理学。秩序立った自然の様子から、複雑な生命現象や社会現象まで、あらゆる現象がどのようなメカニズムで動いているかを「数理科学」の視点で研究しています。 特に注目しているのは、アリが集団で発揮する賢さ「群知能」。
■末松 信彦(すえまつ のぶひこ)
明治大学 総合数理学部
専門は物理化学のなかのコロイド・界面化学。生物の特徴的な現象を、生体物質を用いることなく再現することによって、その普遍的なメカニズムを明らかにしようとしています。理論と実験の両方から「生き物とは何か」を解明するのが最終的な目標です。
■小松 孝徳(こまつ たかのり)
明治大学 総合数理学部
専門は、認知科学。中でもヒューマンエージェントインタラクションの分野で、人間がAIの振る舞いをどのように感じるのかという視点から、AIと人間の共生について研究しています。テクノロジーを追い求めるだけでなく、「人間」を深く理解することが、本当に賢いロボットの実現につながるという信念のもと、研究を進めています。海外の大学とも積極的に共同研究に取り組んでいます。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。
