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森勢 将雅【教員プロフィール】
森勢 将雅(もりせ まさのり)
明治大学 総合数理学部 准教授
専門は音声情報処理。知覚情報を活用した音声の分析・合成・デザインの研究をしています。一言で言うと「子どもの名探偵が使う蝶ネクタイ」を作るのがゴールです。心の中で思い描いた声を計算機の支援で現実化させる技術開発を目指しています。

計算された声色を求めて

森勢 将雅 スマートフォンに搭載されているテキスト読み上げ機能。少し前までぎこちない喋り方でしたが、今は人と比べても遜色ないほど自然になりました。こうした合成音声の科学の最前線では、人間に似せるだけでなく、声の表現を柔軟に加工する新技術への取り組みが始まっています。その研究のエキスパートが森勢先生です。

 声が人に伝える情報は、しばしば言葉の意味を超えていきます。たとえば「おはよう」と話しかけられただけなのに、元気が出たり、ドキッとしたり、癒されたり……。そんな声の情報を計算機で制御して、自在にデザインできるようになるかもしれません。耳寄りな研究内容、ちょっと聴いていきませんか?

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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