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明治大学の教養 Vol.24

東京・パリ、詩と映画の二都物語

 2009年に上梓させていただいた拙著『東京詩 藤村から宇多田まで』では、石川啄木、与謝野晶子から谷川俊太郎、宇多田ヒカルまで、東京をモチーフとした詩を通して、この100年間における東京の変遷を描いた。そして現在は、この『東京詩』とパラレルに位置するものとして仮に『パリ映画』と名付けたものを考えている。今度は21世紀の映画を通してパリを読み解いていこうという試みである。映画を用いる理由は、詩や小説だと、まだパリが神話的だった頃の話になってしまうこと、さまざまな世相や事象の反映が、映画の方が速いのではないかということだ。私は、21世紀のフランス語圏の縮図としてのパリ、いわば生身のパリの変遷を描いてみたかったのである。そして最終的には、一冊の本の中で東京とパリをぶつけて互いの特性を明らかにし、読み解いていきたいと考えている。(談)

掲載内容は2012年6月時点の情報です。

※記事の内容は、執筆者個人の考え、意見に基づくものであり、明治大学の公式見解を示すものではありません。

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